難波宮(なにわのみや)は、かつて日本の首都として栄えた古代宮殿であり、
藤原京に遷都されるまで、この地に都が置かれていました。場所は上町台地の先端、大阪市中央区法円坂。
現在は、広さ約9万平方メートルの範囲が「史跡公園 難波宮跡公園」として整備されており、公園内には、復元された太極殿基壇、八角殿などが作られています。
藤が咲くのは、公園内の八角殿。4月下旬、緑が豊かになってきた頃に藤の花が咲きます。全体のボリュームに対して、花の数はそれほど多くはありませんが、要塞のような藤棚が色付いているのが分かります。
内部の様子。印象的な赤い柱が中心から放射状になっており、八角形状になっています。いたるところに蔓を這わせており、パワースポットのような雰囲気が漂っていますね。
難波宮について
飛鳥時代、奈良時代にあった古代宮殿。場所は上町台地の先端。
大化の改新(645年)により飛鳥から都を遷した場所。652年に完成した前期難波宮と、平城京の副都とした後期難波宮に分けられます。
その後、8世紀までの約150年間、日本の首都、また副都として古代史に大きな役割を果たします。昭和29年(1954)からの発掘調査により、現在の史跡指定地にあることが明らかになしました。
ひとこと
一時期は、藤の花がもっと綺麗に咲いていましたが、最近は生い茂ったままですね。それが要塞のようであり、パワースポット的な印象を与えますが。。。
一方、大阪の藤の名所である梶本家では、藤を育成するため細やかな手入れをしているようです。満開をすぎた後は花房を全部刈りとるなど。植物を綺麗に花咲かせるためには、適切な管理が必要なのですね。