
日本の原風景を楽しむことができる千早赤阪村「下赤坂の棚田」
大阪の代表的な棚田のひとつです。面積7.4haの中に250枚の棚田があり、春には「水を引き込んだ棚田」 夏には「青々とした棚田」、秋には「黄金色の稲穂が波打つ棚田」、冬には 「雪化粧をした棚田」というように四季折々の美しい姿を見せてくれます。
その美しく見事な風景から、1999年には「日本の棚田百選」に認定されました。
初夏の棚田
棚田とは、山あいの斜面に階段状に積み重ね作られた水田のこと。5月下旬から6月初旬にかけては、棚田へ水が引き込まれる季節。水張りの棚田を撮影するために、多くのカメラマンが訪れる時期となります。
田植えも順次行われ、着物に赤いたすきを掛けた早乙女姿で行う田植えは、初夏の一大イベントです。
夕日に照らされた棚田。光の当たり方や、棚田の曲線が様々に表情を変えて見せてくれます。ちょっとした角度で雰囲気がガラっと変わるのも面白いところ。
条件が良ければ、棚田に張られた水が紅く染まる「棚田焼け」を見ることができたり。
太陽が沈んだ後のマジックアワー、刻々と変わる棚田の表情をずっと眺めていたくなります。
夏の棚田
秋の棚田
毎年、11月第二土曜日には、収穫祭として棚田ライトアップを開催。地元名産品の屋台や、学生たちの演奏、そして約3,000本のろうそくによる棚田のライトアップなど千早赤阪村の秋の大きなイベントです。
アクセス
棚田への行き方は、近鉄長野線 富田林駅より金剛バス千早線 千早ロープウェイ前行きバス「赤坂中学校前」下車、徒歩5分。
金剛バス、富田林駅から赤坂中学校前までは約20分、乗車料金320円。バス停のすぐ目の前に案内板があります。
坂を上がっていくと、赤坂中学校に着きます。棚田はこの中学校の裏手。そのまま進み、校舎と校舎の間を抜けていくとすぐに棚田へ着きます。
棚田は、高台から眺めることができます。休憩所などもあり、ゆっくりと棚田を眺めることができます。