
いきなりステーキは、2013年に1店舗からはじまり、肉ブームとともに順調に店舗数を伸ばし、2017年には186店舗、そして2018年には386店舗へ急拡大。みんなやっぱり肉が好きなんだと、ワイルドステーキはこのまま伝説になるんだと思っていた矢先の、、、
いきなりフケーキ(不景気)
出店を急ぎすぎた故の自社競合。
社長の説明によると、”店舗が近すぎるため、近隣の店同士が客を取り合う”ことが発生。
難波では、なんばパークス近くに1店舗(現在は閉店)、ビックカメラ近くに1店舗ありましたが、これらの店舗が近すぎるためお客さんを取り合う形になったということですね。
「ちょっと、そっちのお店に行かないで、こっち来てよ」的な。お客さんの奪い合いです。
あとは、「やっぱりステーキ」とか「カミナリステーキ」とかコスパの高いステーキ店が大量にオープンしていることも大いに影響していると思います。店舗数は増えているのに、売り上げが減っているというのは競合に取られているか、肉離れしたか、この形態に魅力を感じなくなったかの何れかです。
2019年には厳しい経営の中、当初の出店計画を修正したものの、それでも113店舗の新規開店を実施。2019年12月時点では493店舗にまで拡大しました。上にも書きましたが店舗数が増えているにも関わらず、全体の月別売上は前年割れしているという異常事態です。
決算資料を見てみると、2018年度は1億円の赤字、2019年度は27億円の赤字。
2年連続の赤字です。これが外食産業の500店舗の壁というものでしょうか。
不採算店舗が足を引っ張っていて、投資額を回収できないと判断したため減損損失を計上。この会計処理で赤字幅が大きく膨らんだという形ですね。
財務諸表を見てみると、自己資本はどんどんと減っていき今では2%です。債務超過の一歩手前です。利益剰余金もマイナス、運転資金は借入金に依存しており、利益がでていないため配当は見送り。このような状況を改善するため新株予約権を行使し資金調達を実施。これでいきなり破産ってのはなくなりそうですが、かなり苦しいですよね。
ちなみに新株によって調達したお金は70億円です。このお金を何に使うかは、
借入金の返済に48.2億円。
ブランド力向上及び集客力向上に資する広告宣伝 費に係る運転資金に13.8億円。あとは諸々ありますが、この2つがメインです。
まあ、借入金返済は依存しているので仕方ないとして、、、広告費に13.8億円???これがどの範囲のことを指しているのか分かりませんが、今の状況で単に広告を多くしたとしても、ちょっと違うんじゃないかと思ったりしますね。。今の状況を考えると、「広告を多く出す = 売り上げが上がる」ではないと思うのです。
調べると調べるほどに「いきなりステーキ」はやっぱり「いきなりフケーキ」でした!!
経済雑誌では、不景気に陥ったいきなりステーキの特集が組まれ、(「いきなりステーキ特集ってけっこう読まれるんですよ」by 某雑誌編集長)
Youtubeでは「いきなりステーキを救いたい」動画が大量にアップ
いきなりステーキの一ノ瀬社長は500gの肉を食べ
デカキンは1.2kgのステーキを食べ
大食いアイドルは1.5kgの肉を食べる
YoutubeやSNSでも盛り上がっているいきなりステーキ、
なんばパークスの近くの店舗も閉店したし、ステーキが気軽に食べられなくなるのは困ります。
なぜ、こんな記事を書いたかというと、
いきなりですが、OSAKA PHOTOSはいきなりステーキを応援したいのです
次回
完食なるか!?450gの超巨大ステーキにチャレンジ!!#座れるいきなりステーキ 松下IMP店 #裏技ガーリックライスを作ってみた