
大阪府河内長野市にたたずむ、自然美と景観の楽園、岩湧山(標高897.7メートル)
奥河内の隠れた宝石として、岩湧山がその頭を誇ります。山頂に広がる「茅の森(かやのもり)」は、広大な7ヘクタールに及ぶススキの穂で覆われ、その美しさはただただ圧巻。特に見頃は、9月中旬から11月中旬までの約2か月間にわたり、秋の訪れとともに、この場所は幻想的な美しさで包まれます。
そして、岩湧山の山頂から広がるのは、大阪平野の壮大なパノラマ。360度の眺望を楽しむことができ、大自然の美しさと、都市の息づかいが調和した景色を堪能できます。
岩湧山への登山
岩湧山へのアクセスは、河内長野駅からバスで約40分の滝畑ダムバス停が最寄りとなります。バス停からはわずか5分ほどの散策で、岩湧山の登山口に到着します。ここから山頂までは、歩いて約1時間半から2時間程度のハイキングとなります。自然の美しさを楽しみながら、岩湧山の頂上を目指しましょう。
岩湧山の登山道は、適度に変化に富んでおり、初心者から中級者まで楽しむことができます。ただ、登山道は平坦な部分だけでなく、急な段差や険しい階段が続く箇所も存在します。慎重な登山を心掛け、自然の美しさを存分に堪能しましょう。
黄金のススキが広がる「茅の森」


山頂付近は、ススキの穂が一面に広がる絶景を満喫できます。広場では風に揺れるススキに囲まれ、お弁当を食べる人たちが沢山いてました。秋は岩湧山が最も賑わうシーズンです。
黄金から一転、陽光を浴び銀色に輝く様はまるでシルクの絨毯のよう。まさに秋の絶景ですね。
岩湧山
ひとこと
2年連続で岩湧山を訪れました。昨年の10月下旬に行った際、山頂は極寒の寒さに包まれ、写真を撮る余裕もありませんでした。そこで、今回はリベンジを決意しました。ところが、昨年とはまったく違う絶好の秋の日に恵まれました。山頂ではTシャツ一枚で過ごせるほどの穏やかな気温で、心地よい風が吹き抜け、黄金に輝くススキを思う存分楽しむことができました。また、ススキもちょうど見頃であり、素晴らしい状態でした。