【運休中の金剛山のロープウェイ】2020年1月現在の状況

大阪府と奈良県の境目にある「金剛山」標高は1,125メートル。大阪の最高地点があることでも有名な山です。

山頂付近まではロープウェイが開通しており、山の麓の千早駅から山上の金剛山駅まで約6分で到着。利便性促進のみならず空の旅を楽しめると大変評判のよいものでした。

このロープウェイは昭和41年(1966年)に開通し、最近では年間10万人を超える人たちに利用されてきました。



2019年3月より運行を停止

昨今の災害状況を鑑みて、本村で所有するロープウェイの安全性を確認するため、耐震診断を行っておりましたが、平成31年3月5日に出た耐震診断の中間報告によると、山上のロープウェイ駅舎(金剛山駅)の一部のコンクリート強度が著しく低いという結果が出ました。安全運行を確保するための処置を検討しておりましたが、抜本的な改善が必要と考えられるため、3月15日から当面は運行を停止しています。
ロープウェイの運行は停止しておりますが、徒歩での登山は可能です。

金剛山駅の一部のコンクリート強度が著しく低いということで、2019年3月より運行が停止されています。50年以上前の建物のため経年劣化によるものと思われます。

「2019年5月末に出る耐震診断の最終報告を待って、再開に向けた改善計画を立てる方針」という報道がされ、夏以降の運行再開が期待されていましたが、運行休止から約1年が経過。まだ再開には至っていません。

2019年9月27日「金剛山ロープウェイ等のあり方に関する特別委員会」が設置され、10月4日、11月14日、12月3日とこれまで3回の検討会が行われてきました。再開についてはまだアナウンスされていません。

山上の金剛山駅は2017年8月に駅舎を改装し、ダイヤモンドテラスが誕生。金剛山の新たな絶景スポットとなったばかりです。安全処置を行った上で早い再開を望んでいます。