
一年を通して四季折々の自然を楽しめる金剛山。大阪平野と奈良盆地を隔てる金剛山地の主峰であり、標高は1,125メートル。山頂にはキャンプ場や宿泊施設、自然のミュージアムなどの施設があります。
冬の金剛山は氷点下になることも多く、地上よりも一段と冷え込むことから大阪で雪景色を楽しめる数少ないスポットとなっています。1月から2月にかけては一面に広がる雪景色や樹氷、雪遊びなど金剛山ならではの体験ができます。今回は、そんな冬の金剛山を楽しめるためのポイントを8つ紹介します。
【 1 】 ロープウェイでらくらく登山
ロープウェイを利用すると麓の千早駅から山上の金剛山駅まで約6分で到着します。景色を楽しみながら上がっていると、あっという間に山上です。
徒歩で登る場合、金剛山には10を超える登山ルートがあり、初心者用とされる「登山本道」「伏見峠ルート」では山頂までは90分程度要します。
住 所 大阪府南河内郡千早赤阪村大字千早9
電 話 0721-74-0128
営 業 9:00〜18:00(冬季は17:00迄)
料 金 大人往復 1,420円、片道750円、子供往復 700円、片道390円
サイト 金剛山ロープウェイ
【 2 】 一面に広がる銀世界

山全体が雪化粧し、平地では見ることができない一面の銀世界を見ることができます。冬も本番になると花が咲いたような霧氷が見られたり、自然の芸術を楽しめます。毎年2月上旬には恒例の「樹氷祭り」が開催。
【 3 】 拠点はここ!ちはや園地

家族連れで遊ぶのに最適なちはや園地。休日になると、広場で雪遊びをしている子供達で賑わいます。無料の休憩所では暖をとることができ散策の拠点に最適です!すぐ隣には自然学習と天体観測の情報拠点となる星と自然のミュージアムがあります。
【 4 】 展望台から見る360度の大パノラマ
ロープウェイ金剛山駅から徒歩10分程度、大阪府最高点のすぐ近くにある金剛山展望台。
大阪府側・奈良県側を望める大パノラマを楽しめます。天気が良ければ関西国際空港まで見えたり。
【 5 】 大阪の最高点
実は金剛山、標高1,125メートルの山頂は奈良県にあります。このため大阪で一番高い山は、大和葛城山(標高959メートル)です。
大阪の最高地点としては、大和葛城山山頂より高い、標高は1,053メートルがここ金剛山のちはや園地近くにあります。
【 6 】 信仰の山ならではの神聖な空気
山岳信仰の聖地であり、修験場の開祖と言われる金剛山。山頂には転法輪寺、葛木神社があり、あたりは神聖な空気に包まれています。
この葛木神社の本殿の裏が金剛山の最高地点1,125メートルとなりますが、神域となっており立ち入ることはできません。
【 7 】 山頂広場はライブカメラ撮影
金剛山の最高地点は、神域のため立ち入ることができないため、大阪平野が見渡せる国見城跡広場(山頂広場)が山頂扱いになっています。
広場にあるライブカメラは毎時0分にシャッターが切られます。動画、静止画はインターネットで確認可能。
【 8 】 自然との触れ合い
自然豊かな金剛山に住むたくさんの生き物。植物から昆虫、小鳥まで大自然ならではの触れ合いを楽しむことができます。
金剛山へ登るための装備
冬の金剛山の気温は氷点下。積雪は10cm以上降り積もることも頻繁にあります。ロープウェイ金剛山駅から山頂広場までは雪道を30分程度歩くため、トレッキングシューズ、アイゼン、厚手の靴下と手袋など十分な防寒対策が必要になります。
また、強風時はロープウェイが運休になるため、徒歩での登山となるのでご注意ください。
金剛山へのアクセス
近鉄「富田林駅」より金剛バス「千早ロープウェイ前」行き終点下車、ともにバス停から徒歩10分。