
本日は、谷町九丁目にやって来ました。
谷町筋周辺は、ものすごく寺院が多いエリアです。この一帯のお寺密度はもしかしたら全国トップかもしれません。
歩いていると、ほら、すぐにお寺を発見!!
谷町九丁目駅から5分ほどで本日の目的地が見えて来ました。
「高津宮」です。
この高津宮は、堺の古墳で有名な第16代仁徳天皇が都をおいた場所です。
当時の高津宮は、正確にはこの場所ではなく大阪城の場所にあった説や難波宮説、高津高校説など諸説あるようです。1600年以上前なのではっきりとしたことは分かりませんが、逆に言うと古代は想像力を刺激するからこそ面白いところもありますよね。
まあ、そんなことよりも今回は桜です。鳥居の先に見えますよね。期待できそうです。
早速入ってみましょう。
おおーっ!!満開じゃないですか!!参道に咲く桜が美しい!ちょうど良いタイミングです!!
参道横の高津公園、ここも満開です。立派な桜の木が目を引きます。
桜のトンネルまで!!市内にこんなところがあるなんて、ここだけでも十分な桜スポットです。
高津宮の桜と言えば、ここが一番の撮影スポットです!!
ここの桜もほんと立派です。まさにこの神社を彩るために成長したような、いい伸び方をしていますね。奥に本殿が見えるのも良いです。
いやーほんと今日明日くらいがいちばんの見頃です。ちょうどいいタイミングで来れました。
毎年、桜まつりが開催されていますが、新型コロナウイルス対策に従い中止。仕方ないですね。
見るからに邪気を祓ってくれそうなロン毛の狛犬。石じゃなく青銅製です。
急な階段の下には、三神をまつる社と陰陽石。女陰や男根に似た自然石で「子孫繁栄や商業繁栄の対象として崇拝されている」らしい。
そういえば、この辺りはそういった産業も盛んなので、お店のオーナーとかが拝みに来ているかもw
上にあるのが境内の西側にある絵馬殿です。古代の高殿をイメージしたもので、
仁徳天皇が集落を見て、かの有名な「高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどはにぎわいにけり」と詠んだところです。
仁徳天皇「民の家から煙が出ていないじゃないか!!貧しくてご飯が炊けていないのではないか!そうであれば今後三年間は税を免除しよう」
仁徳天皇の有名なエピソードです。こういうところが仁徳天皇が聖帝(ひじりのみかど)と呼ばれる理由ですね。
現在はマンションなどに視界が遮られてます。古代は西側には海が広がっていたので、そりゃ絶景だったのでしょう。
大阪市内にありながらこんなにも立派な桜に出会えると思いませんでした。予想以上に良かったです。
パワースポットであり、歴史も楽しめます。ほんと大阪の穴場スポットという感じですね。