OSAKA PiTaPa 大阪メトロをお得に使おう!「プレミアム」と「マイスタイル」の違い

OSAKA PiTaPaの「プレミアム」と「マイスタイル」の違いをケーススタディで書いていこうと思います。お得に使えば毎月の交通費を大幅に節約できます。

先ずはOSAKA PiTaPaの概要から

OsakaPitapa_LiTE
  • OSAKA PiTaPaは、大阪メトロ(地下鉄)やバスなどへ乗車する時、PiTaPaカードをタッチするだけで自動で精算してくれるICカード。
  • 開始されたのは2006年。すでに13年が経過し、今では通勤通学で地下鉄を使う人たちのほとんどがPiTaPaカードを持っている。
  • JCBやVISAのクレジット機能をつけることも可能
  • 駅に置いている自動販売機などはPiTaPaカードをかざすだけで飲み物が買える。
  • 通勤通学にはマイスタイルが便利。地下鉄をフルに使うならPiTaPaプレミアムがオススメ。

PiTaPaには地下鉄以外にバスプランもありますが、今回は地下鉄のみの利用の場合とします。

今回のケーススタディを通し、OSAKA PiTaPaを通勤や通学に使う人、使う予定のある人に向け、大阪メトロのサービスである「プレミアム」と「マイスタイル」の違いを解説していきます!!

PiTaPaプレミアム

pitapaプレミアム
PiTaPaの利用額割引のサービス。登録した駅を中心とした設定エリア内が乗り放題になります!!料金は1ヶ月定期相当。

マイスタイル

pitapaマイスタイル-2
頻繁に利用する2つの駅を登録。1ヶ月の支払い上限が設定されます。登録した駅のどちらかの駅で乗車or下車する必要があります。料金は6ヶ月定期の1ヶ月分相当。

地下鉄の区間について

pitapa区間
押さえておきたいのが地下鉄の区間。距離によって区間が分かれてますが、基本的には料金で判断したらいいと思います。例えば御堂筋線で「梅田」から「難波」まで行くと、料金は大人230円となり2区間です。

ケーススタディ 天下茶屋から北浜までの通勤

自宅のある天下茶屋から北浜の仕事場までの2区間(片道230円)を通勤として利用した場合のケースを考えてみましょう。

マイスタイルの場合

pitapaマイスタイル2区間
頻繁に利用する2つの駅を登録。1ヶ月の支払い上限が設定されます。登録した駅のどちらかの駅で乗車or下車する必要があります。料金は6ヶ月定期の1ヶ月分相当。

マイスタイルで「天下茶屋 – 北浜」の2駅(赤着色駅)を登録すると、2区間なので毎月の上限金額は8,190円。

マイスタイルは登録した2つの駅のどちらかで乗車or下車する必要があります。

登録駅同士(赤色の駅と赤色の駅)または、登録駅(赤色の駅)と対象駅(緑色の駅)の組み合わせが割引定期用範囲となります。北浜から本町にいったり、天下茶屋からなんばへ行ったりすることができます。

本町からなんばの場合は登録駅で乗車or下車していないため別料金となります。
北浜から森ノ宮など白色の駅の利用も別料金となります。

マイスタイル ケーススタディ

自宅「天下茶屋」ー仕事「北浜」で考えた場合、

毎週水曜日は難波にあるジムに通うため、仕事終わりに北浜から御堂筋なんば駅まで行きます。登録駅である北浜駅で乗車、御堂筋なんば駅は対象駅(緑色の駅)なので割引の適用範囲内です。

ジムの帰りも御堂筋なんば駅から自宅のある天下茶屋までは対象駅(緑色の駅)且つ登録駅の天下茶屋を通っているので、割引の適用範囲内です。

毎日自宅から仕事場まで往復しても支払う1ヶ月の上限金額は8,190円。極端な話、1ヶ月のうち毎日仕事帰りにジムに行ったとしても支払う金額は上限金額の8,190円です。

ただ、仕事帰りに本町の船場センタービルで買い物をしてから、なんばのジムへ行く場合、

「北浜 – 本町」は登録駅ー対象駅の組み合わせなので、割引適用範囲内。

「本町 – なんば」は登録駅でないので、別料金になるので注意が必要。

「なんば – 天下茶屋」は対象駅ー登録駅の組み合わせなので、割引適用範囲内。

PiTaPaプレミアムの場合

pitapaプレミアム2区間
PiTaPaプレミアム登録した一つの駅を中心とした設定エリア内が乗り放題になるサービスです。

「天下茶屋 – 北浜」の通勤では、その中間となる「日本橋」を登録駅とします。区間は「小エリア2区相当」として設定します。毎月の上限金額は9,020円。先ほどのマイスタイルより830円高いですね。

PiTaPaプレミアムだと、登録駅周辺の2区間内(上の緑色の駅の2区間内)だと地下鉄が乗り放題になります。イメージとしては登録駅の日本橋駅を中心とした7km圏内が割引範囲で乗車できるというものです。(「小エリア2区相当」を選択した場合)

例えば、仕事場の北浜から本町へ行って買い物をして、その後なんばまで行ってジムに行って、その後なんばから天下茶屋まで帰るっていうのを1ヶ月毎日続けた場合でも支払いは上限の9,020円です。

「天下茶屋 – 北浜」、「北浜 – 本町」、「本町 – なんば」、「なんば – 天下茶屋」はどれも日本橋からの設定エリア内で、2区間以内なので割引適用範囲内となります。マイスタイルと異なり、登録駅の日本橋駅の改札を通る必要はありません。

ポイントは市内中心部の駅を登録すること。中心部は駅が密集しているため使える駅が多くなります。登録駅を変えると対象駅(緑色の駅の範囲)が微妙に変わるので、色々と試してみた方が良いですね。

ただ、休日に自宅のある天下茶屋から梅田までいこうと思うと、3区間になるので別料金扱いになります。もしこれから頻繁に梅田に行くことになるなら、あえて「中エリア3区間相当」に設定しても良いかもしれません。登録駅「日本橋」、「中エリア3区間相当」だと毎月の上限は10,760円になります。

まとめ

地下鉄も自分のスタイルに合わせて柔軟にサービス内容を決められるようになってきましたね。通勤通学+αで考えるなら基本はマイスタイル。行動範囲が広く、地下鉄をフルに使いたいならPiTaPaプレミアムってところですね。ただしマイスタイルよりプレミアムの方が毎月の料金が高くなる傾向になります。