
大阪府立中之島図書館
ギリシア神殿を思わせるシンメトリーな建築が目をひきます。建てられたのは1904年。中央の四本の円柱とその上部の三角形のペディメント、精美な装飾などギリシャ・ローマの神殿建築を忠実に踏襲した建築物となっています。1974年には、国の重要文化財に指定されました。
場所は、大阪市北区・淀屋橋駅から徒歩3分、大阪市役所の裏手にあります。
中に入るとすぐの中央ホールは、バロック様式の意匠が採用された円型ドームとなっています。大階段には国産の木材が使われ、温かい印象を感じることができます。当時の潮流だったネオ・クラシシズムに、日本独自の様式美を付加したこともこの建物の特徴です。
上を見上げると幾何学的な造形のステンドグラス。照らされる光が美しいです。
3階には、来賓をもてなす部屋として使用された記念室が公開されています。家具と什器の一部は当時のまま残されているよう。歴史を感じますね。
中之島図書館は、現役の図書館として機能しておりビジネス資料や大阪資料、古典籍、貴重書など様々な本を扱っています。
こちらは文房具や中之島図書館のオリジナルグッズを販売しているライブラリーショップ
図書館内にあるお洒落カフェ。西日本初のスモーブロー専門店「スモーブローキッチン」。北欧モダンな雰囲気でゆっくりとくつろげる店内、休日には満席になるほどの人気店です。
ガイドツアー
中之島図書館では、毎週土曜日にガイドツアーを実施しています。中之島図書館が新設される際の歴史的な経緯、開館当時の様子などもご説明。先着15名、500円/ひとりで参加できます。
また、定期的に書庫見学ツアーも実施。中之島図書館の「歴史」と「資料」がいっぱい詰まった書庫を図書館の司書が案内。詳しくは公式HPから。