場所は金剛山、カメラを構えて写真を撮っていると、他の登山客の方から「展望台上がったら絶景やで!」と声をかけて頂きました。
展望台へは何度も行ったことがあり、そこからどんな風景が見えるのかを知っていたので「そうですか、ありがとうございます。行ってみます。」と軽く受け流すくらいでした。
いざ、展望台へ上がって見ると、そこには以前見た時とは全く異なる光景が!!
展望台にいた地元の人によると「これまで何度も来ているが、こんなにも見事な雲海は見たことがない」と話されていました。
雲がゆっくりと動く様は、息を飲むような美しさです。夢中でシャッター切っていると、次に展望台へ上がって来たのは若い女性グループ。開けた展望を見た瞬間に大きな歓声がわき上がりました。

ここまでの雲海が見れるのは金剛山では珍しく、放射冷却や無風状態、気象条件など雲海の発生条件が整っていたようです。

雲の絨毯から所々顔を出す山々。まさか大阪でこんなにも幻想的な雲海が見れるとは思いませんでした。
雲海を形成していた雲に乱れが生じました。そして、その大きな雲がこちらに向かって来ます。大自然が迫ってくるような感覚。少し怖かったです。
関西の雲海スポットは、竹城城などが有名ですが、金剛山でもこれだけの雲海を見ることができました。もちろん非常に稀なケースですが、気象条件が揃うと素晴らしい風景に出会えます。