
大阪・天王寺区真田山を歩いていると突如巨大な観音様が現れた!!
場所は大阪城の南側、駅で言うと玉造です。ちょうど台地になっていて住宅地や学校、大きな公園などがあるところです。そんな真田山を歩いていると、大きな観音様が目に飛び込んできました。
近づいて見てみると、やっぱり大きい。居住区域に現れる観音様は明らかに異様です。
どうやらこの巨大な観音様は、高野山真言宗 隆法山「興徳寺」の敷地内にあるようです。興徳寺は天平年間(729〜749年)につくられた歴史あるお寺です。自由に入れるらしく、さっそく中へ入らせて頂きましょう!
興徳寺の住職によるところ「興徳寺にお越しいただき、自然の空気をいっぱい吸い込んで、心の充電をしてください。お寺は老若男女関係なく、自分の時間を過ごすところです。水の音を聞き、心を落ち着かせたり、仏様とお話ししていただいたり、思い思いの時間をおすごしください。」とのこと。
“お寺”に対するイメージが少し変わるような、他では感じない柔らかな印象があります。
お寺に入ろうとすると、足元には「ふみ石」。四国八十八ヶ所霊場のお砂を納めていて、この石を踏めばお遍路を回ったことと同じ功徳があるようです。ってか、めっちゃ手軽じゃないですか。皆さん四国のお遍路じゃなくてここへ来ましょう!!
全国にもこういうのがあるのでしょうか?千日参りなども特定の日にお参りしたら、千日参ったのと同じとか言いますよね。それと同じでお手軽なのがいいのですよ。ようは心の持ちようです。
まず目を引くのが、入り口をお掃除している「おそうじ地蔵」。おそうじしながら人が来るのを待っているのですけど、可愛すぎませんか?
こちらも入ってすぐのところ。レトロすぎる消防車の乗り物。子供は乗りたがりますよね。
消防車の隣にはドラえもん?しかも2体。お寺ですよね?自由すぎる。
池があるっ!!と思って見てみると鯉がすごい勢いで寄ってくるっ!!
ようやくお寺っぽいのを見て落ち着くことができました。こちらは「不動明王」。世の中の煩悩を火で焼き尽くし平和をもたらそうと燃えているそう。両隣は八大童子でしょうか?
立派な本堂です。右手に見えているのは「なでぼとけ」自分の悪いところを摩ると痛みを和らげてくれます。
こちらが外から見えていた観音様。この観音様の台座の周りにも西国三十三箇所観音霊場のお砂が納められていて、観音様の周りを歩くと西国を回ったのと同じ功徳があるようです。
高さは約10メートル。子授かりと安産の観音様のようです。ほんと立派ですね。
お寺ヨガとか今時の取り組みも行なっているよう。それにしても、おそうじ地蔵の存在感がやばいですね。
興徳寺には今回紹介しきれなかった見所がまだまだ沢山あります。お寺のホームページでも綺麗に見所がまとめられているので、ご興味ある方はチェックして下さい。お寺の過ごし方はきっと変わると思います!!真田山には他にも名所があるので、それらと合わせて散策してみては如何でしょうか。