四天王寺 日想観で美しい夕陽をみたけど全然極楽ではなかった

四天王寺の鳥居の先に見える極楽浄土の情景を見ようと思いつつも、毎年予定が合わなかったためその機会がありませんでした。

2021年9月23日、じつに4年越しの日想観です。

16時過ぎ、天王寺駅から。谷町筋を北上して四天王寺を目指します。それにしてもいい天気ですね。期待できるかな?


夕日に照らされて美しく輝く四天王寺の鳥居。


鳥居の先には、「夕陽に映える、歴史のいきづくまちなみ」という四天王寺の説明が書かれています。

四天王寺のシンボルとなっている西門の石鳥居は、古来より西方極楽浄土の東門にあたると信じられており、現在も真西に陽が没する彼岸の中日に、夕陽を拝して極楽浄土を観想するという修法「日想観」が行われています。

その昔、この鳥居の先は海が広がっていて、その海に夕日が沈んだと言われています。ダイヤモンドポイントなんて比べ物にならない絶景が広がっていたのだと思います。


17時前だというのに結構人が集まってますね。最前線はいいカメラをお持ちの人達ばかり。


太陽は極楽門のすぐ横にです。もう少し時間がありそうなので、四天王寺をまわってみましょう。


五重塔。夕日の反射がきれい。


アングルのチェック。これくらい後方からの撮影でもよさそうですね。


亀の池に亀がいない!と思ったら、、、


泳いでた!!

こんなにも元気に泳ぐ亀は初めて見たかもしれませんww


この時間はちょっとした風景がドラマチックに見えてきます。いい感じに日が傾いてきましたね。

ちょっと雲が広がってきてるのが気がかりですが、、、


お坊さんが何やら準備しています。

17時20分、ついにお坊さんのお経が始まりました。そして周りの人たちも般若心経をとなえています。


日が落ちてくるのを今か今かと待ちます。もうチラッと覗いてます!!


来ましたっ!!極楽門越しの夕日。すごくきれいです!!


お経なんてそっちのけ。みなさんシャッターチャンスを逃すまいと、その美しい情景を写真におさめています。


夕日が鳥居にかかるころには、あたりの興奮はピークにっ!!


まるでアイドルのコンサートみたい!!


帰り道、もみくちゃになりながら撮った一枚。鳥居のなかの夕日は雲の中へ消えていきました。

天気は最高の状態じゃなかったものの、美しい夕日を見れてよかったです。歴史も感じることができました。

残念ながら、極楽浄土の情景は見れなかったですけど、まだ早いんだと思います。もう少し先に取っておきましょう!!